【平田弘史ファンメッセージボード】

 

 忘れてはいけない作品が帰ってくる!

 

 
まんが図書館「漫画人」館長  鈴木 晴芳

 「まんが」ばかり読んで約40年!………一番魅力を感じた時代、それは「貸本まんが」を知った時で した。昭和30年代後半、チョット遅かったのですがハマリました。
  生き生きとした一本の線がまさに画面狭しの迫力で向かってくる。当時、作家達はすでに自分の作品 の方向が見えていたと思います。私には、特に三人の作家が一番の流れを作っているように思えまし た。さいとうたかを、白土三平、平田弘史の三氏です。
  そのひとりである平田作品の完全復刻の話を聞いたときは、なんとも言えぬ喜びを感じました。
  良い作品を残そうとの企画で始まった復刻………、個人ではひとりの作家の作品を全部収集すること は財力的にも無理がありますし、その他にも無理があります。
  ひとつの時代を創った平田作品の復刻。今なお、「怪力の母」「新・首代引受人」(貸本期作品に比 べるとやや優しさを感じますが)など、現役で活躍している作家の復刻。
  何と言っても画力のスゴサ、力強く走るタッチ、真っ白な画用紙に平田画が埋まっていくことを想像 すると感動してきます。
  忘れてはいけない作品がもう一度帰ってくる。(ワクワクしてきます。)
  一時代のまんがの歴史・文化が見えてきます。(人間とは、社会とは?)
  昭和39年頃から少年誌にパワフルに力強く連載を始めた貸本劇画作家のひとり、平田弘史作品が復刻 される。ひとりでも多くの人達に出会って欲しいものである。