2009年7月3日発売
光瀬龍−SF作家の曳航 

光瀬龍著/大橋博之編
A5判並製296頁定価2400円+税



本書のご注文はこちらから


【目次情報】

【巻頭口絵】アルバム・光瀬龍

●第一章 幼い頃──記憶の中に灼きついて消えないもの
【エッセイ】幼い日の記憶/私のUFO体験/ある疑惑/夢は哀しいか/懐かしきブリキ製の夢/あとがきにかえて/私の《ファーブル昆虫記》/あとがきにかえて/三月が来ると/有明と無明の間/あとがきにかえて
【小説】帝都上空に敵一機
【解題】大橋博之

●第二章 青年の頃──意欲と情熱だけを抱いて彷徨う
【エッセイ】岩手県南、前沢町 茫洋と流れる北上川/《上野原》の想い出/私の正月/あとがき
【小説】見果てぬ夢を ロン先生の青春記
【エッセイ】遠い海鳴り―ロン先生の虫眼鏡/後記―闇市の蜃気楼/ここは遠きブルガリヤ・ドナウのかなた/幸福な作家、団鬼六氏/アメリカ・カンゴッタン/美人するとき/ロン先生の公開日記──ああ 青春/夢の後に または私のディエンビエンフー
【小説】肖像(菊川善六)
【小説】二十年前、新宿で
【解題】大橋博之

●第三章 作家の道──流浪の末に辿り着いた終着点
【エッセイ】火星年代記から漢書に托したもの/タイタン六世の頃/あとがきにかえて/あの頃とSFマガジン
【小説】タイタン六世
【小説】晴の海1979年
【解題】大橋博之

●第四章 時空の旅──人はそれを東洋的無常観とよぶ
【エッセイ】あの頃のこと/あとがきに代えて
【小説】暁はただ銀色
【エッセイ】作者の言葉/「派遣軍還る」あれこれ/《派遣軍還る》を書いた頃/あとがき/私の『東キャナル市』
【小説】残照一九七七年
【小説】ある日の阿修羅王
【小説】説法
【小説】 廃虚の旅人
【エッセイ】アンドロメダ・ストーリーズ
【小説】少女イル外伝 決闘《毒蜘蛛亭》
【解題】大橋博之

●第五章 今、再び──虚無を呑み込む暁の砦
【エッセイ】ある女性/行きつけの床屋さん──青坊主万歳!/龍おじさんのへそまがり動物記 わが家のフクロウ 子ネコそっくり/ハナと歩く ロン先生の虫眼鏡・番外編
【小説】 暁の砦
【解題】大橋博之
光瀬龍 略年譜
【解説】 光瀬龍は、なぜ光瀬龍なのか(大橋博之)
 編集後記

【著者プロフィール】
光瀬龍(みつせ・りゅう、1928 - 1999)
東京都生まれ。東京教育大学卒業後、SF同人誌『宇宙塵』に小説を発表。独特の、哀愁と虚無とを併せ持つ文体は「光瀬節」として多くのファンを魅了。宇宙SFをはじめ、ジュブナイルSF、時代小説、歴史エッセイ、科学エッセイ、漫画作品やNHKドラマの原作など、活躍の分野は多岐に渡る。没後、その功績を称えて日本SF作家クラブより第20回日本SF大賞特別賞が贈られている。
代表的な作品は 『夕ばえ作戦』『百億の昼と千億の夜』『ロン先生の虫眼鏡』シリーズ全3巻など。